職場や学校など周囲に人がいる状況で、男性に対し『あなたのこと推しメンなの』と言ったり、『〇〇先輩は私の推し!』などと公言する女性を見かけた経験が一度はあると思う。
そもそも推しメンというのは、以下のように定義されている。
推しメンとは:『イチ推しメンバー』の略。好きなメンバーや、応援しているメンバーの事。<by.Hatenakeyword/推しメンとは>
自分が好きで応援している人物のことを推しメンといい、『推し』と略して言うこともある。
恋愛の好意というより、どちらかといえば憧れや崇めるような気持ちに近い。
そのため異性から言われたとしても、脈ありや恋愛対象として好きかどうか断定しにくい。
特に女性は、本当に好きな人ができたら気持ちが周囲にバレないように隠したがる傾向があるからだ。
しかし、堂々と周りに人がいる状況で『推しメン』と公言する女性の心理は一体どうなっているだろうか?
そこで今回は、男性に推しメンという女性の気持ちと、直接男性に推しメンという女性の心理をまとめた。
人が嘘をつくときの心理から読み解こう
推しメンという言葉を使う女性の心理を知るためには、人が嘘をつくときの心理と、脈ありのときの女性の行動を知れば意外と簡単に分かる。
男性が嘘をつくのはカッコつけるため
男性が嘘をつくときは『見栄を張るために』嘘をつく。
男性は競争意識が高いので、周囲からどう思われているかというのをすごく気にする。
特に、女性の前だと周囲と比べて自分がいかに優れているかを示すためのアピールする傾向がある。
自慢をしたり、ほかの男の評価を下げるようなことを言ったり、自分語りをしたり、事実に少し色を付けて見栄を張って嘘をついたりする。
例えば、SNSのフォロワーが800人くらいなのに1000人くらいかなと言ったり、参考書すら開いていないのにプログラミング勉強中とプロフィールに書いたり、
国内旅行なのにこの間ハワイに行ったんだよねと言ったり、とにかく自分を良く見せるために嘘をつくのが男性の特徴だ。
女性は相手の気分を良くさせるために嘘をつく
一方で女性が嘘をつく場合は、相手を気持ちよくさせるために嘘をつく。
女性は共感能力が高く、周囲と協調し合うのがとてもうまい。
相手の表情や言葉から感情を読み取るのも得意で、相手の意をくんだ会話ができる。
裏を返せば、相手に嫌われないような行動を取りがちなのが女性の特徴だ。
男性と違って、否定をしたり、自分の意見や理屈を通したり、相手の気分を損ねるということはあまりしたがらない。
どちらかといえば、相手に気持ちに合わせて「いいねー」と言ったり、「素敵だね」と言うことができる。
別の見方をすれば、自慢気に話す男性がいたとしたら、内心面倒だなと思っていても、その感情を押し殺して相手男性が気分よくなるような嘘をつきやすいのが女性なのである。
基本的にサービス精神が高いのが女性の特徴なのだと覚えておこう。
好きな人や周囲の人に『イイ女だ』『気が利く人だ』と思われたいがために優しい言葉をかけたり、男性をその気にさせるようなことを言ってしまう。
『推しメン』という心理とは?
女性は基本的に、相手が嫌がるような発言はしない。
相手を喜ばせたり、相手に合わせた会話をする傾向があるということが分かったと思う。
これらのことを踏まえ、
- 『推しメン』という言葉は脈ありとは違うのか?
- そもそも、なぜ推しメンと言ってくるのか?
- 推しメンの脈あり・脈なしの見分け方
ということについて考察していく。
脈ありの場合は『推しメン』を公言しない?
まず最初に言っておくと、女性は嫌いな男性相手に対し嘘でも誉め言葉は使わない。
なので、女性に推しメンといわれたのであれば気に入られてるのは確かである。
しかし基本的に女性は、本当に好きな人のことを周囲にいいふらすということはしない。
なぜかというと、好きな人を別の女性に取られたくないからだ。
女性は調和を大切にするので、誰とでもすぐ打ち解けたり、交友関係を繋いだりするのがうまい。
しかし、自分の好きな男性にはほかの女性と仲良くなってほしくない。
そのため、自分が好きな男性の話を他の女性がしだすと、興味がないふりをして別の話題にズラしたり、
好きな人と2人きりになれたときなどこっそり可愛い態度をみせて接点を増やし、ほかの女性より親密度が高くなることを目指す。
あとは単純に、好きな男性本人に好意を知られて、今まで通り接することができなくなったり、万が一嫌われてしまったらイヤだからだ。
このように、恋愛になると女性は好意を周囲に悟られないように水面下で着々と動いていくことが多い。
そもそもなんで推しメンというの?
では、なぜ女性は『推しメン』などのように男性が勘違いしてしまいやすいようなことを言ってしまうのだろうか。
ズバリ言うと、ハッキリとした恋愛感情ではないから、推しメンと言うことで今後想定される恋愛のダメージを回避しているといえる。
ふつう、気になった男性に彼女や別に好きな人がいたら、深刻なダメージを受けると思う。
もしも好きな男性に特定の相手がいなくても、脈ありなどのハッキリとした恋愛感情は相手に気を遣わせてしまうし、緊張するし、もし気持ちがばれたら避けられる可能性も上がる。
あとは、記事の後半でも書くが、男性が高嶺の花のような人だったら、好きだけど自分とは釣り合わないというジレンマに陥る。
しかし、推しメンというあいまいな言葉を使うことで好きの気持ちをアピールしやすいのだ。
あらかじめ「あなたを気に入っている」ということを知らせていれば、誉め言葉を使いやすいし、相手男性も女性からの好きを分かったうえで接してくれるからだ。
日本では、好きというキーワードだけでも過剰に反応してしまう人がいるから、単に友情や人間性を気に入ったという意味での好きということも言いにくい空気がある。
そこで推しメンという言葉を使うことにより、相手男性の警戒心を解かせてつつ、周囲からのからかいを避けることができる。
仮に男性の恋愛事情を知っても、「推しメンだから」というあいまいな言葉のおかげで、自分の好意を誤魔化すことで失恋のダメージを回避できるのだ。
推しメンと言われた男性も悪い気はしないし、むしろ嬉しいだろう。
それを女性自身も分かっているから、気に入った男性には推しメンと言うことで男性に喜んでもらいつつ、女性自身も相手を気持ちよくさせるという欲求を満たせるのだ。
色々話したが、推しメンと言われたら少なくとも女性に気に入ってもらえていると思って構わない。
『推しメンなの』と直接その女性に言われたけど脈あり?
では以上を踏まえて、直接その女性に推しメンと言われた場合は、脈ありなのか脈なしなのかどうかについて語る。
結論から言うと、周囲に人がいる状況で『推しメンなの』と堂々と言われた場合、脈ありの可能性は低いといえる。
推しメンだというくらいなので、その女性はあなたの内面や外見など、どこかに魅力的な部分を感じているのは本当だ。
しかし、本命だったら嫌われたくないから好意の気持ちを隠す女性が、わざわざ推しメンだと公言するということは、『この男性にそれっぽいことを言っても嫌われないだろう』と無意識に思っているということだ。
これをどう思うかは推しメンと呼ばれた男性の気持ち次第なのだが、筆者の経験的にはこのような女性は推しメンと言うこと自体を楽しんでいることが大半だ。
二次元やYoutuber、アイドルなど、自分の手の届かない存在に対して一線を置くようなイメージだ。
推しメンがいることで女性は活力がみなぎり、気持ちが高ぶっているのは間違いない。
しかし本気の恋ではない可能性が高いので、言われても悪い気はしないなくらいに思っておくくらいがちょうどいいかもしれない。
裏で推しメンと言う場合は手の届かない存在と思っているのかも
ただ、裏で推しメンと言う場合は好意の可能性もある。
というのも女性は、好きな人ができたら周りの友達に相談したり、恋愛仲間と気持ちを共有したがる傾向がある(好きな人が同じでない場合)。
男性本人の前では推しメンとは言わないけど、恋愛仲間同士で推しメンの話をし合って、高ぶった気持ちを共有したりする。
あとは、推しメンの男性が手の届かない存在で、好きなんだけれども自分とは釣り合わないから推しメンと呼んでごまかす場合がある。
例えば、周囲からすごく慕われている、仕事や学業の成績が優秀、容姿端麗、秀でた才能がある、年齢差があるなど高嶺の花のような男性は、
女性の自己評価が低いと自分には不釣り合いだと恋をあきらめてしまう。
しかし、それでも簡単には好意をぬぐえないから、推しメンと呼ぶことで好きという気持ちをこっそり表現しているのだ。
何度も言うが、ちゃんとした好意の場合は男性本人に直接推しメンと言うことはない。
もし誰かがあなたのことを推しメンと言ってたよ、と言ってきたら好意の可能性が高い。
まとめ
女性が『推しメン』という心理とは・・・
- あなたや周囲に堂々と公言している場合は『脈なし』の可能性が高い
- 本当に好きだったら、男性本人の前で推しメンと言わない
- 裏で推しメンと言っていたら好意の可能性がある