私は工場派遣で2か所経験したことがあり、現在も働いています^^
私の体験談をもとに、短期や派遣、パートなどでこれから働こうとしている人向けに工場勤務の良い点・悪い点を紹介したいと思います。
ぶっちゃけ工場勤務は3Kとか底辺とかいろいろ言われていますが、私は結構好きな働き方なので、相性がいい人にとっては天国かもしれませんね。
それでは最初に工場勤務のメリット、そのあとにデメリットを紹介します。
工場勤務のメリット①精神的負担が少ない
私は接客や電話対応が大の苦手だったので、工場勤務はかなり精神的に気が楽です。
マニュアルでやることが決まっているので、営業みたいに自発的に何か考えたり売り込まないといけないということもありません。
もちろん、分からないことを聞いたりほかの作業者と連携をしたり、ある程度コミュニケーションは必要ですが、
派遣やパートなどは基本的には『任されたことをやるだけ』なので、気が楽ですよ。
私も結構人見知りなのですが、仕事を覚えて環境にも慣れてきたら自然にコミュニケーション取れるようになってるし、お互い顔を覚えるようになってきますので大丈夫です。
工場勤務のメリット②単純作業だから覚えれば楽
短期や派遣、パートなどで募集している求人の多くは仕事内容はそこまで難しくありません。
工場や配属される部署によりますが、袋詰め、検品、梱包、ピッキングなど、コツをつかめばすぐに慣れるような単純作業です。
慣れるまで1週間~1か月(仕事内容による)かかりますが、みんな通った道なので少しずつ仕事を覚えていけばまったく問題ありません。
単純作業が好きな人は、自分の中で作業量を消化していくのが楽しくなりますし、一度覚えてしまえば心の余裕ができます。
作業中考えごとをしたり、ほかの作業者に頼りにされるようになったり、最初は緊張するかもしれませんが少しずつ働きやすい環境になっていきますよ。
工場勤務のメリット③工場によっては女性が少ないので人間関係が面倒くさくない
おそらく工場勤務を検討している女性が一番気になっているのが、口うるさいおばちゃんや面倒な女性グループがあったら嫌だな・・・ということだと思います。
結論から言うと、工場による!
主婦歓迎!みたいな工場や、食品工場、日勤のシフトだとやはり女性の割合は高くなりますし、女性グループに遭遇してしまう可能性は高まるでしょう。
わたしが以前働いていた工場や今いる工場は女性の比率が少ないので、ネットで見かける嫌なおばさん現象はほぼなかったですね。
まあ気が強そうだなという人はたまにいますが、全員が全員悪い女性ではないし、なんなら優しい人のほうが圧倒的に多いです。
「こうすると楽だよ」とコツを教えてくれたり優しく教えてくれるのは女性が多いので、多少女性がいる場所の方が安心するし仕事の覚えは早いと思います。
それでもやっぱり不安な人は、男性比率が多めの工場へ行くことをおすすめします。
夜勤のシフトも男性の割合が高いので、時間帯で選ぶのもいいですね。
男性がいる職場では女性相手だと真摯に接してくれたり、面倒見がいい人ばかりでした。
※ヤマ〇キやコンビニ工場みたいに人の出入りが激しいところはストレスMAXの社員さんがいるかもしれないので注意ですが^^;
例えば、女性は食事や休憩のときにいつも同じグループで固まっておしゃべりしたり、ネチネチと誰かを悪く言うイメージがありますよね。
ですが男性が多いところは結構ドライというか、集団で誰かの愚痴を言うなんてほとんど見たことがないですね(どうしようもないレベルで仕事できない人の悪口は聞いたことがありましたが)。
それに男性はグループ行動せず休憩中も一人でいることがあるので、私は女性もいるけど男性が多めな工場を選ぶようにしてました。
また、男性は切り替えが早いのか、相性が合わない人にも割り切ってコミュニケーションをとるのが上手だな、という印象です。
女性は嫌いな人とは一切かかわらず、周囲が気を使わないといけない場面があったりします(セクハラとかは言語道断ですけどね)。
私のように女性が少なめで男性がいる職場のほうがフィリーングが合っているかもと思う人は、ぜひその路線で検討してみてください。
工場勤務のメリット④派遣なら割と時給が高い
工場派遣は会社によりますが、時給が1200円前後と比較的高めに設定されています。
工場派遣の条件としては『交代勤務』もしくは『週5日のフルタイム』の固定シフトが多いので、そのシフトで働いてもいい人はアルバイトより派遣のほうがおすすめです。
ただし派遣は昇給はほぼないので、転職活動の穴埋めや貯金をしたい、副業をやっているなど目的がある人にはいいですね。
とはいっても、同じ派遣先で7年や10年働いている人も結構いましたけどね^^;
働き方は人それぞれなので、精神負担が少なく無理なく生活できるのであればいいのではないでしょうか。
ではここからは、私が感じた工場勤務の『デメリット』を書いていきます。
工場勤務のデメリット①立ちっぱなしなので足が疲れる
ほとんどの工場は立ちっぱなしで作業することになります。
慣れていないうちはふくらはぎや足の裏がつるような痛みを感じるかもしれません。
私も初めての工場出勤日は足が痛くてヒイヒイ言っていました。
ですが不思議なことに、2~3週間続けると足が痛まなくなります。
慣れるまではちょっと辛いですけど、新人相手にいきなり厳しいことをいう人はいないので体調と相談しながらやってみてくださいね。
工場勤務のデメリット②男性有利の仕事内容はきつい
工場勤務に応募して採用されても、実際やってみると女性にはきつい仕事内容だったりします。
例えば、製品が入った袋を段ボールに詰めてガムテープで封するという箱詰め作業があるとします。
小さいお菓子やギフトなど軽いものならいいのですが、例えば飲料や冷凍食品など重量物だと、箱の大きさや台車の高さによっては女性だと肩を上げて作業しないといけなかったり、
台車に積むときに重いものを頭より高く持ち上げなきゃいけなかったり、
女性よりも平均的に身長が高く力もある男性の方が有利な作業だと、体力的にきついかもしれません。
特に、ライン作業だと流れを止めるわけにはいかないので、モタついている間にほかの工程に遅れが生じて周りに申し訳なさを感じます。
特に工場派遣だと、人手不足の解消からとりあえず入社させちゃおうという魂胆なので、求人内容だと一見女性も歓迎みたいなことが書いてあったりします。
女性でもこなせます!女性も働いてます!といっても力加減は人それぞれ違いますし、心配な人は重い製品を扱う工場は避けた方がよいでしょう。
見学や面接で、何キロの重さの製品を扱うのか確認してみましょう。
工場勤務のデメリット③交代勤務は生活リズムが狂うし眠れない
夜勤は25%割増の深夜手当がつくので検討している人もいるかもしれませんね。
私は昼夜逆転する交代勤務をやったことがありますが、まったくおすすめしないです(苦笑)
朝まで夜更かしでゲームやって寝て起きたら夕方だった!という不規則な生活をしている人なら順応しやすいと思いますが、
朝7時に起きて23時には寝るという規則的な生活を送っている人がいきなり昼夜逆転生活をすると、仕事が終わって疲れていても眠れないという状態になります。
『寝なければいけない』というプレッシャーと仕事前の緊張、昼間の日光の明るさで昼寝することも難しいのです。
そして眠れないまま出勤時間になり、頭がぼーっとするけど目がさえていてなんか気持ちが悪い、という状態に陥ります。
私は3日寝れないときはしぬかと思いました^^;
夜勤をやってみたいという人は、まずは16時や17時の夕方から勤務で深夜1時までなど夜更かし程度で終わる勤務時間から始めることをおすすめします。
工場勤務のデメリット④同じ作業を一定のスピードで繰り返せないと辛い
同じ作業の繰り返しが苦手で集中力が続かない人には工場勤務は辛いかもしれません。
終業時間近くになって疲労がたまっても一定のスピードで作業をしなければいけないので、慣れないうちは辛抱強さが必要です。
特にライン作業はひっきりなしに製品が流れてきて「ふうー、」と一息つくこともできません。
私が以前働いていた工場で部品の外観検査を担当していましたが、製品が出てくるスピードが遅かったので、食品系のラインに行ったときは作業量の違いにビビりました。
また、ライン作業でなくても、例えばマニュアルでは1時間で100個つくれるのに30個しかできないとなると怒られたりしますね。
もちろん新人のうちは作業が遅れるのは想定内なので大丈夫ですよ。
しかし、3か月働いているのに、1時間30分で終わる仕事を8時間かかる人とかいると、なんで仕事できないのに同じ時給もらってるの!?とトラブルになりかねません。
↑私の前働いてたところは実際こういう人がいました(中年の男性でしたが)。
工場では一定のスピードで決められた個数以上を生産することが大切なので、集中力が持たない人はやっぱりすぐに辞めていきますね^^;
単純作業が好き、黙々と作業するのが好き、という人はぜんぜん大丈夫だと思います。
しかし女性が初めて工場で働くなら、ピッキングや外観検査、梱包などライン作業がないところや食品系以外のところをおすすめします。
女目線の工場勤務!メリットデメリットまとめ
工場勤務のメリット
- 精神的負担が少ない
- 単純作業だから覚えれば楽
- 工場によっては女性が少ないので人間関係が面倒くさくない
- 派遣なら割と時給が高い
工場勤務のデメリット
- 立ちっぱなしなので足が疲れる
- 男性有利の仕事内容はきつい
- 交代勤務は生活リズムが狂うし眠れない
- 同じ作業を一定のスピードで繰り返せないと辛い